33歳女性です。中学生のころにいじめにあっていました。

いじめが始まったのは中学校2年生で、卒業まで続きました。

中学校2年生の時に親の転勤に伴い住み慣れた土地、通いなれた学校を離れ、転校しました。転校生として新しい学校での生活を始めた途端、いじめがはじまりました。

その一番の原因、きっかけと思われるのは方言です。

きつい方言ではないのですが、微妙にイントネーションの違う発音を面白がられ、からかわれることからはじめました。それを面白がるのはクラスのほぼ全員でした。

私が先生にさされて発言をしたり、朗読をしたりすると、クスクスと笑う声が聞こえたりすることはよくありました。

にらまれたり、仲間はずれにされたりということは女子からがひどかったです。

グループでの活動をしなければいけないときなどは私と一緒になってしまった人たちはあからさまにいやな顔をしていました。

グループ行動中もほぼ無視をされ、話しかけることすら怖くなってしまいました。

個人面談や三者面談の際に、先生から学校生活の中で何か困っていることはないかなど聞かれることはありましたが、先生はあきらかに気づいているにもかかわらず、何も動こうとはしてくれないと思ったので、あえて先生にも親にも何も言いませんでした。

ひたすら耐えることを選びました。

相談する相手はいませんでしたが、幸い、通っている学習塾では友達もたくさんいましたし、いやなことも忘れることができたので、そこで気をまぎらわせていました。

大人に相談しても、親に相談しても、結局はことを大きくされて、余計に居づらくなるだろうなとおもうと、とても相談することなどできませんでした。

私にとって、塾という逃げ場所があったのはとても大きいです。

自分の学校での様子を何も知らない人たちと普通に接することができる場所があったことが救いでした。

親には自分がいじめられていることは知られないように、心配かけないようにしていました。

いじめられっこだと思われ、かわいそうだと同情されるほうがいやでしたので、普通に接してくれた親には感謝しています。

いじめに気がついてほしくてSOSのサインを出す人もいるといいますが、私はそれとはまったく逆のタイプでした。

いじめは時間の経過と環境の変化とともに自然と消えるものです。

一生いじめられるかもしれないという不安感でひきこもってしまったり、弱気になって何事にも自身を失ってしまうのはもったいないです。

いじめのせいで学校にいくのが嫌ならば、学校を休んでほかの事に夢中になるのでもよいと思います。

いじめられていることを忘れられるくらい熱中できるものや、夢中になれること、居心地のよい場所をみつけることがよいと思います。

笑える場所があれば、一緒に笑ってくれる仲間がみつけられれば、死にたいとおもうことなんてなくなるとおもいます。

時には「逃げる」ことも大切です。

耐えるだけではなく、何か新しいことを始めてみるとよいと思います。